Ainol Novo 7 Elf レビュー ソフトウェア編
今回のレビューはソフトウェア編です。出荷状態の Android 4.0.1 Build 20120110 の状態でレビューします。
動作

正直ホームスクリーンとドロワーはもっさり(アニメーションのフレームレートが低い)。しかし入力した操作に対して正確には反応しているので、あまりストレスは感じません。何回もタップしてやっと起動と言った事も無し。

Elfはハードキーの位置が側面にあるので、ソフトウェアのボタン類が大変便利。しかしゲームや動画等のアプリによって全画面に切り替わってしまうので、その時にハードキーに頼る必要がある。Iconia Tab A500はどんなアプリでもメニューキーは消えないので、設定上の問題か余白のない16:9液晶が原因と思われる。(是非1024×768 16:10のバージョンが欲しい。)
WIfiは割りと強力
WiFiは新しいRealtekのチップを積んでいるらしく宣言スペック通りに IEEE 802.11n に対応しているみたいです。Dropadはルーターと同じ室内でも電波に悩まされていましたが、こいつは大丈夫そうです。
地デジTSが視聴可能

Tegra2端末ではどんなに頑張ってもガクガク再生だった MPEG2-TS ファイルがあっさりと再生出来ました。プリインストールアプリでも再生は出来ますが、アスペクト比が狂いましたが、MX動画プレイヤー+ARMv7コーデックで超快適に再生出来ます。恐るべし A10 チップ。



ブラウザ速度は・・・
どうも Android 4.0 のWebページレタリングは裏で読み込み・描写して一気に表示するというタイプの様で、表示までに結構時間かかりますが、一度表示してしまえばスクロールやピンチズーム/アウトは必要十分な速度で出来ます。残念ながら出荷状態で Flash は対応していません。
IMEは自分で入れる必要あり

JapaneseIMEなるものがありますが、当環境では表示されませんでしたので、各自IMEを導入する必要がありそうです。
メモリ1GBは強力
今までにレビューしたアプリを特に終了すること無く放置していますが、空きメモリは400M程度を示しています。これは Android 4.0 のタスク切り替えが生きますね。
Googleなアプリは無し
Android端末のメリットはGoogleアカウントと紐付け出来る事なのですが、アカウントの設定からGoogleが提供するアプリは初期状態で一切入っていません。Googleの認証プロセスを受けてない中華パッドの宿命です。これは有志によるファームウェアで改善する可能性はあります。
追記- 簡単にGoogleアプリを追加できるツールを公開しました。
ベンチマーク


総評
だらだらとアプリレビューを書いたら酷い記事になりましたが、使用して不満に感じるところは現状ブラウジング速度位です。その他にもCPUが頭打ちになって一瞬フリーズと言った感じな動作はありますが、端末がクラッシュすることは未だに1度もありません。スリープからの復帰も問題なし。当たり前だけど非常に関心しました。Android端末は大手でも不安定の物が多いので。
ただAndroidマーケットや要らない中華アプリが山のように入っているので、まだまだオタクのおもちゃ的なガジェットの域を抜けだせませんね。現状の人気を考えればカスタムファームも盛り上がりそうで、「オタクのおもちゃ」が欲しい方なら本当に面白い端末になりそうです。
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この投稿へのコメント
小ささから好奇心が沸き、身の程しらずにも買ってしまいました。
写真、映画、スムーズに観られるものの、自炊した書籍が見ること
ができません。
アドビ、リーダーが必要らしいのですが、どのようにマーケットにいき
ダウンロードすればいいか教えてください。
やっとWiFI,が接続できた程度の知識しかありませんので・・・。
このブログみて感心しています。